人工透析・人工呼吸器
現在、国内では慢性腎不全による透析療法を行っている患者さんが増加し、その総数は32万人を超えております。(2016年末わが国の慢性透析療法の現状:日本透析医学会より) このような現状のなか、当院では、19床のベッドで外来透析・入院透析治療を行っており、医師・看護師・臨床工学技士が連携し、患者様のQOL(生活の質(Quality of life))を高めるために水分や食事管理などの日常生活に対する支援を行い、合併症が少なく質の高い透析医療の実践を心がけています。
人工透析時間
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8:45〜 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | × |
14:00〜 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | × |
現在、新型コロナウイルス感染対策により、当面の間、旅行透析の受け入れを
中止しております。感染状況に応じて解除した場合は再度お知らせいたします。
ご理解ご協力お願いいたします。
当院の人工透析・人工呼吸器の特徴
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On-line HDF
従来の血液透析療法に加え、清浄化された透析液を血液中に注入し、血液透析よりろ過を多量に行うことで、通り抜けにくい低分子蛋白といわれる物質を取り除くことができる治療法です。On-line HDFにより、関節痛や皮膚症状(掻痒感・乾燥)の改善、透析困難症(透析中の低血圧)の改善、透析アミロイドーシスの進行・発症の抑制など様々な治療効果が期待されます。
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透析液の清浄化
On-line HDFを行うためには清浄化された透析液が必要となります。
透析液清浄化ガイドラインをもとに、定期的に生菌数検査とエンドトキシンの検査を実施し、きれいな透析液を提供できるようにしています。 -
19床の人工透析室
当院は、平成13年9月に人工透析室を開設し、現在19床(全台On-Line HDF対応)のベッドで外来透析、入院透析治療を行っております。
入院は、重度障害者、重度意識障害者、急性期治療後、リハビリテーションが必要な患者様にも対応させていただきます。 -
透析中の運動療法
当院では、リハビリテーション科スタッフによる透析中の運動療法を行っています。
透析患者様は透析による制限、血圧変動、透析後の倦怠感等により運動量が低下し、運動量も減少しやすくなります。
このような状況に対し、リハビリテーション科スタッフによる筋力強化運動や関節運動を行い、症状の改善をはかっています。
外来透析患者さまの無料送迎
タクシー会社と提携した外来患者様の無料送迎を行っています。
外来透析で送迎を希望される方はお気軽にご相談ください。
対応地域:当院よりおおむね半径5km以内
人工呼吸器装着患者さまのお受入れご案内
通常の人工呼吸器やNPPVの使用、意識障害の患者様、神経難病の患者様等、患者様一人一人さまざまな病態に合わせた最適な治療・リハビリテーションの提供を目指しております。
人工呼吸器離脱が目指せる患者様は離脱を、そうでない方もできる限り最小限の侵襲で快適な療養生活を送れるよう職員一同努力させていただきます。